【東京⇒札幌】鈍行列車の旅④<仙台~松島>
7月27日(日)
料金パックの都合もあり、朝の6:00過ぎにネットカフェを退室。
「せっかくの旅行なので寄り道も大事にしよう!」
――という考えのもと、朝早くから松島へと向かった。
●仙台~松島海岸
雨だと言われていた天気予報が外れた。
心地よい朝の涼風に包まれながら下り立ったは松島海岸駅。
まず最初に目に飛び込んできたのは……
クレーン……
なんか大々的な工事をやっていたみたい。
風光明媚よ、どこ吹く風……
クレーンや
あぁクレーンや
クレーンや
そうこうしている間に開門時間8:00を迎えたので――
名刹・瑞巌寺へ足を運ぶことにした。
しかし、そこで待っていた光景は――
またもや工事中!!
行き当たりばったりの旅は気楽な反面、下調べをほとんどする暇なく動くので、こうしたアクシデントは付き物だが……さすがに立て続けはキツイ!!
今回特に楽しみにしていたのは、漫画『ハチミツとクローバー』の聖地巡礼。
漫画は数多くあれど、好きな漫画ランキングTOP3には確実に入るであろう大好きな漫画である。
その中に松島を旅するシーンがあるのだ。
こんな風に……
門の細工に感銘を受けるシーンが印象的だったのだが……
その門の細工すら、
工事中で幕に隠れてしまっているという……
残念……
しかし、本堂以外の拝観場所はどれも目を見張るものばかりだった。
伊達政宗の位牌
細かく艶やかな細工が施されており、見る者を圧巻させる。
伊達政宗の正室・愛姫の墓堂
全体を黒漆コーティングした上での金や極彩色の装飾がなんとも華やかだ。
聖地巡礼こそ叶わなかったものの、結果的には十分満足することができた。
瑞巌寺いい!
また、松島といえば五大堂も有名である。
五体の明王像を安置していることから“五大堂”の名で呼ばれている建物。
「瑞巌寺で叶わなかった分、ココで聖地巡礼をおこなおうではないか!」
――というワケで、さっそく漫画と見比べる。
五大堂を左後方から写した中段のコマが……
まさしくココだ!!
また、下段のコマで3人が渡っていた橋も
まさしくココだ!!
一応2本の道がつけられてはいるものの、いざ渡ると……
怖い!!意外と高いし!!
そして、五大堂の帰り道では、主人公が引いていたおみくじを引いた。
ココも漫画のままだ。
結果は主人公とおなじく「小吉」だった。
「自分の力を過信する心には失敗の因がひそんでいる」
思い当たることが色々あるなぁ……
全体的に良いことが書いていなかったので結んできた。
『らきすた』の鷲宮神社、『生徒会の一存』の札幌駅、に次ぐ、3回目の聖地巡礼。
今回のは特に好きな作品だったこともあり、漫画の世界に入り込んだかのような錯覚すら覚え、楽しかった!!
最後に近くのおみやげ物屋さんで聞いた、オススメ喫茶店「どんじき茶屋」へ。
そこでは“ずんだだんご”をいただいた。
ホカホカのお団子に冷たいずんだが載っており、とても美味しかった。
名勝を堪能し、美味しいものに舌鼓を打った余韻に浸りつつ、松島をあとにしたのであった。