【東京⇒札幌】鈍行列車の旅⑦<一ノ関→盛岡>
●一ノ関~盛岡
【15:39 東北本線(盛岡行き)/所要:93分、1,660円】
ついに本日のゴール、盛岡へ!!
この片側が空欄になっている看板が終着駅っぽくて良い。
盛岡駅を出ると、まずは盛岡出身の偉人・新渡戸稲造の銅像がある。
名前がアルファベットになっている珍しい銅像。
個人的には、いまだに五千円札はこの人のイメージが強い。
駅から約1km離れたところにある、岩手県公会堂――
そこの前には、平民宰相として知られる、原敬の銅像がある。
堂々としつつ、また、教科書で見たとおりの顔立ち……いいつくりだ!
……とまぁ、ウロウロしているうちに18:00を回った。
おなかも空いてきたので、夕食をとることにする。
友達から「盛岡に行くならココへ行くべし!」と勧められた、白龍本店へ。
なんでも、ジャージャー麺の発祥のお店なんだとか。
行列を覚悟して行くよう言われていたが、ちょうど良いタイミングだったのか、並ばずに入ることが出来た。
注文はもちろんジャージャー麺。
ジャージャー麺自体を初めて食べたのだが、実に美味しかった!
食べ方としては全体を混ぜた上で、好みに合わせてラー油や酢を加えるので、油そばみたいな感じだが、それよりはるかに美味しい。
しょうがを絡ませると、なお絶品だった。
また、店のおばちゃんが色々と食べ方やらなにやら気にかけてくれて、食後には食べ終わった皿に卵と熱湯を注いで作る「チータンタン」なるスープも教えてもらった。
おなかも膨れて今宵の宿を探しつつ散歩をしていると、とある映画館があった。
いまでも映画の看板を手描きでつくっているところがあったなんて!!
やっぱりこういう風合いはいいよなぁ。
背景こそシンプルだが、その上で十分な迫力が伝わってくるというのは素晴らしい。
しかもトッキュウジャーというたまらぬチョイス(笑)
盛岡は修学旅行以来なので12年ぶりに訪れることになろうか。
12年は大きい。
当時何も気に留めていなかったようなことにも、今なら興味を抱いて接し、街を散策することが出来る。
これは非常に面白い。