【東京⇒札幌】鈍行列車の旅⑨<盛岡→青森>
青森県に突入する!
●盛岡~(目時)~八戸
【10:20 いわて銀河鉄道線(八戸行き)/所要:108分、3,040円】
直通運転なので、乗っている分には変化も何もないのだが、一応は目時駅までが「いわて銀河鉄道」管轄、それ以降が「青い森鉄道」の管轄とのこと。
車両内では初めて「ハート型つり革」を発見!
いいことあるといいなぁ!
そうこうしているうちに、八戸に到着!
八戸では、中世式城郭の雰囲気が残る「根城」を見に行った。
●八戸駅前~根城博物館前
【12:30 中心街方面(田面木経由)/所要:15分、200円】
さっそく南部師行の銅像がお出迎え!
建武元(1334)年、陸奥国を統治するにあたって、根城を築いた人物である。
ここでも月曜日なので博物館はお休み!!
仕方がないので、根城だけを回ることにした。
一見、だだっ広い公園のようになっているのだが――
そこにはしっかりと空堀の跡が残っているのだ。
実際に下りて、下から眺めると、やはり急勾配のV字になっているのがわかる。
ここも空堀だが、現在でも底が湿地のようになっていることから、堀の底に水が流れていたのではないかといわれているそうだ。
丘の上に柵が見えるも、休館の関係もあり、柵の向こうへは入れず……
さて、暑いし、どこへ行くにも休館ばかりなので、早々に青森へ向かう。
●八戸~青森
【15:38 いわて銀河鉄道線(青森行き)/所要:94分、2,060円】
本来ならば、八戸~青森は2,280円。
しかし、駅員さんが「目時~青森間のフリー切符のほうがお得だよ」と教えてくださったので、それを購入することに!
(もっと早く知っていれば目時~八戸間の680円も浮いたなぁ……)
さっきのは「いわて銀河鉄道」の乗り入れだったが、今回のは正真正銘の「青い森鉄道」である!
車体にはマスコットのモーリーがいっぱい。
そうして到着したるは青森!!
ついに本州の端っこ!!
うぉぉぉぉぉ!!!
海だぁぁぁぁ!!!
旧青函連絡船の八甲田丸もいてはるわ!
ドックは錆びた鉄鋼と古木の質感から廃墟好きにはたまらない様相!!
さて、東京からここまでずっと鈍行列車で来たわけだが、最後くらいゆったりしようじゃないか、という考えから、夜行列車「はまなす」に乗ることとした。
そうなると、「はまなす」の発車が22:18であることから、約6時間ほどヒマになってしまうワケで……
とりあえず、青森名物のしじみラーメンを堪能!
しじみのダシが効いててウマイ!!
スープまですべて飲み干してしまった。
しかし、ラーメンなんてファストフードもいいところ。
10~15分でたいらげると、残り約5時間45分余っていることに気付く。
仕方なく、ネットで至急情報を収集し、近場に温泉があることを発見。
「青森まちなかおんせん」でゆっくりお風呂に浸かるのであった。
やはりお風呂はいいねぇ!
お風呂で汗を流し、畳の部屋でゴロゴロ新聞を読み、きたる「はまなす」発車の時刻までのんびり過ごすのであった……。